About Us
バイク乗りの服は、本気過ぎる物が多くて、街着としては敬遠される事が多いです。 街なかで、そして路上(オン・ザ・ストリート)でも、楽しんでいただけたら幸いです。 |
(代表者より)ジャック・ケルアックの書いた小説、「オン・ザ・ロード(路上)」は、第2次大戦後の様々な文化に影響を与えたと言われる。ディランもボウイも、愛読書の筆頭に挙げる。
不思議な書物だ。人に勧められるような、筋書き的な面白さはない。でも離れれらない。
「移動」について、書いてある。行間から、カッコいいファッションが、浮かんでくる。
映像や写真に撮られたわけではないから、完全に想像だけれど、そこではホーボーたちが、オーセンティックなワークウェアやミリタリーアイテムを、それぞれ自己流に着こなしている。妙な場所に、プリントや刺繍が入っていたりする。
流行とかじゃなくて、その人が着る事で、よれたり擦り切れ具合も、カッコ良くなっている服(ピカピカな感じ、無闇に着飾ってたり、パッと見、新品と解る服は、バイク乗りではカッコ良く見えない)。
On the road again.
ファッションの世界で様々な仕事をした。大学卒業後、モードの世界ではおそらく最も有名な出版通信社&映像制作会社に就職した後、(服を)買い付けて(欧米バイヤー)、販売して(六本木セレクトショップ・ディレクター)、企画し、作って(原宿アパレルMD)、書いて(All Aboutガイド、伊勢丹メンズ館、他、様々なメディアで、他方で、純文学賞最終選考にノミネート)、専門学校で教えて(関東圏の文化服装系列校を含む、モードカレッジで講師として10年余り、文章ライティング及びillustrator&photoshopによるファッション・グラフィックス作成を担当した)・・・何かを見つけようとして、世界も巡った(アパレルの世界は、それほど大きいものとは言えなかったけれど)。
代表者、アイルトン・セナの乗ったマシンをバックに
長い間、車が相棒だった。F1レースでセナが走るのを、海外まで観に行った事もある。バイクに乗ったのは、随分後になってからだ。
4ストロークのツインエンジンを両脚で挟んで、風の中に入っていった時、「あの頃懸命に追いかけていたもの、世界中探しまわったものが、ここにある」と思った。
同時に「あるけど、無い」とも思った。
何が?
そう、バイクに乗る時の服。
レザーやプロテクターなど、身を護る機能が最重要なのは当然として、着たい感じの服が、正直あまり見当たらなかった。バイクに乗る時は、カッコいいスポーツカーに乗る時よりも、全身丸見えなのにね。
どんな形、とはっきりと分かっている(ならそれを買えばいいだけの話)わけではなく、手探りをしているうちに、社内外に仲間が増えていった。
「やっぱ、マイプライベートアイダホのキアヌとリヴァーは、神だよな」とか言いながら。
心ある人たちの支えで、全国商工会の審査にパスして支援を受け、サンプルを作り店に置いた。
ローリング・ストーンズのポスターに囲まれた試着室のある場所に来てくれた方々と、日々、あれがカッコいい、これがカッコいいという話を繰り返している。
既に誰かがカッコよくしたものを、上から下へ伝えるような、従来のアパレルみたいな形ではなく、作るものは、人々とのコミュニケーションの中で変わってゆく。けれども、ブレない軸はある。
バイク(そしてスポーツカー)が好きな人に似合う服。
年齢性別よりも、ライフスタイルを主張する服。
流行ではなく、着る人を物語る服。
追いかけるだけでは、追いつけないものがある、バイクに乗って風と一緒になった者は、それを知っていると思う。
「バイクには、偉大な師のような部分がある」と書いたのは片岡義男氏だったと思うけれど、まったく同感だ。諭すのではなく何かを悟らせてくれる、賢者の思想みたいなものを感じるのだ。
服が、そんな存在になれたら、偉大な師ではなくても、長く共に居て、様々な事を(一緒に)感じ、どこかへ連れて行ってくれる親友みたいな導師(グル)、そんな服を、バイクに乗るときに着られたら、素敵だよな、まったく。
2022年2月、このサイトを公開したら、見ているのが半数近く海外の人だったのは驚きだった。アメリカ人がほとんどだけれど、ウクライナで、見てくれている人もいた。
これが私たち、About Usです。一緒にいなくても、同じ方を向いていなくても、服で、共に風の中を走っている、そんな気分になりたい。
「友よ」トライアンフに乗っていたボブ・ディランは歌う。「答えは風の中にある」。
平和を、とにかく平和を。
*有限会社ワンプラスワン
<主要取引先> *弊社による「バイクに関するファッション雑貨品ブランドの開発」は、全国商工連合会小規模事業者持続化補助金、<3305130094>支援事業となります。 |
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